選手の技術について
概念
技術とは、ある目的を実現するために現実世界に現れる方法である。
目的には、攻撃(得点をする)、守備(得点をさせない)という属性がある。
技術の要素としては、空間概念、時間概念が存在する。
選手の意思決定プロセスにおいては、認知できる情報を増やす技術、意思決定における個人原則、プレーの精度として関係する。
※前にサッカーの局面を保持、移行期、非保持に分類したが、保持しているとは、ボールに次に触れる蓋然性が高い状態であるといえる。選手が保持している場合をコントロール下と表現し、ボールホルダー(保持者)と表現する。
<認知に関係する技術>
周囲の情報を見る、視覚的に表現する技術。周囲の情報を音声として発する、受け取る技術。周囲の情報を触覚によって知覚する技術。
<個人原則に関係する技術>
〇ボールを受ける技術、自分に向かってくるボールをコントロール下にすること。トラップ、コントロールと呼ばれる。方向性、距離という要素が存在する。良いコントロールとは、ボールが保持者の体が最も近い状態=懐にある状態といえる。
〇ボールを移動させる技術
味方へボールを移動させる技術。パスと呼ばれる。人と空間という志向性、距離、速度、方向という要素がある。
ゴールへボールを移動させる技術。シュートと呼ばれる。速度、方向という要素がある。
ボールを相手のコントロール下から移動させる技術。タックルと呼ばれる。
ボールとともに移動する技術。ドリブルと呼ばれる。速度、距離、頻度、方向が関連する。
〇移動する技術。重心の移動、身体の移動の種類がある。速度、距離、方向が関連する。
技術について具体的なものは、目的について考えてから考える。
読者の方お読みいただきありがとうございました。
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